新品を購入する代わりに修理、再使用、リサイクルを行うことは、特に自動車業界にとっては非常に重要な意味を持ちます。SKFでは、こうした取り組みが必然的に環境に与えることになる影響を十分に理解しています。当社にとり、独立系の自動車補修部品業界における持続可能性は、ライフサイクル排出量の削減という包括的な目標を中心にしたものとなります。SKFは自動車補修部品部門を通じ、現在使用されている自動車の物理的寿命の延長を目指しています。当社では、新車製造に伴う初期排出量の紛れもない大きさを、これまで以上に強く認識しています。それは最近のインタビューにおいて、SKF自動車補修部品事業部長のPhilipp Herleinが「新車製造に伴う初期排出量が大きいことは明らかです。そこで、現在使用されている自動車を維持していくことが極めて重要となります」と、強調したとおりです。
ハイブリッド車や電気自動車などの代替燃料で走る自動車の出現は、自動車業界が気候変動の脅威に対し進歩を遂げている証です。SKFの乗用車、トラック、二輪車向け製品群は、摩擦を減らし、安全なモビリティを実現するために開発されています。SKFは、EV分野のあらゆるOEM開発に全力を注ぎ、電気自動車革命を支援しています。また、環境保護の観点から、SKFは既存の自動車を最良の状態に維持し、全体的な排出バランスに貢献する必要があると、Herleinは語ります。
欧州環境庁によると、輸送による温室ガス排出量のうち、道路輸送によるものが最大の割合を占め、2020年にはEU圏で77%に上りました。さらに、乗用車による個人の移動は、輸送による排出量の約40%を占め、最大の影響を及ぼしています。そこで、新たな代替手段を検討している個人の乗用車所有者にとっては、現在の自動車を適切に維持して、最高の燃料効率を発揮できるような状態に保つのが最良の解決方法かもしれません。
輸送は温室効果ガス排出の大きな原因であり、今日では排出量の約17%を占めるに至っています。その中でも大きな割合を占めるのが、大型トラックです。SKFは先般、北米で多数の産業用トラックを抱えるお客様を担当しました。この企業は、大量の土砂・廃棄物処理の分野で事業を展開していました。そこでSKFの担当チームは、産業用および大量土砂取扱業界用に特化して設計した、SKFシールの実地試験を行うことにしました。結果はあらゆる予想を超えるもので、実際の現場で行われたこの試験により、SKFの製品が目に見える違いを生み出すことが、疑いの余地なく示されました。SKFは、商用車が長期にわたる使用に耐えられるようにすることで、より持続可能で資源効率の高い社会の実現に貢献しています。SKFは、イノベーションと熱意をもって、自動車の寿命を延ばし、ビジネスと環境の双方に利益をもたらすソリューションの開発を推進しています。